インド人の恩返し

 

 

久しぶりにインドカレーを食べた。

美味しいと噂のお店のカレーおいしかった🍛

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カレーの種類もたくさんあり

「甘い・標準・辛い・激辛」と全メニュー辛さ調整できるのが個人的な一推しポイント

 

意外がられるけど辛いもの好きな私は

まずは「辛い」にしてみた

次は「激辛」を食べてみたい

 

カレーを食べていると

インド人らしき男性店員さんが「これサービスの骨なしタンドリーチキンです」とくれた

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タンドリーチキン食べたことないから嬉しいなぁとほくほくしていたら

同じ店員さんがまたなにか持ってきた。

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宅配伝票だった。

「漢字が書けなくて、ここに荷物を送りたいんです…」と。

どうやら前借りタンドリーチキンのようだ。

先にチキンを出しておけば、こっちも断りずらいもんな…。これが手なのか…。

とか思いを巡らせながら送り先を書いた。笑

 

書き終えると、ちょうどセットのデザートを店員さんが持ってきた

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「お礼にデザートにかけるソースを星にしておきました★」と。インドのほうで星は縁起物なのかなと考えながらデザートを食べた。

 

 

再び店員さんがひょこっと私の席にやってきて

「日本にきて19年、日本語は喋れるけど字は書けないんです。エヘヘ」

「え?19年?」日本滞在が思ってた以上に長くて、聞き返してしまった。

20年弱こっちにいるなら平仮名かカタカナあたりはせめて覚えようや。あのむずかしそうなインドの文字書けるならカタカナ簡単そうじゃない?とか思ったが心の中に留めておいた

 

 

話を少し巻き戻すと

私がカレー屋さんに入ろうとした時

入口でこの店員さんハンマーを持って突っ立てたんだ。普通にびっくりしたよ。

お店の看板を修理するためにハンマーを持っていたようだけど迫力あって怖かったよ。

 

 

ところで前は別の場所でカレー屋さんをしていたらしい。

この店員さんなのかは不明だがカレー担当の

シェフさんがインドへ一時帰国した直後、

コロナ第一波が発生し渡航禁止となったため

日本に当分戻れなくなったそう。

 

代わりのシェフさんを調達したが、

美味しくなくなりお客さんが減ったとのこと。

ようやくインドからシェフさんが日本に戻ってきたのを機に移転という形で

今の場所で再びカレー屋さんを始めたらしい。

 

この話は伯母から聞いて

伯母の口ぶりだとギャグめいた内容だったけど

お店の存続がかかった真剣な物語じゃないかとこのカレー屋さんに来て感じた。

 

カレーもチーズナンもタンドリーチキンも

どれを食べても美味しいお店だから

少し遠い場所にあるけど引き続き通いたい。

 

 

ちなみにインドカレーは他のお店で何度か食べたことはあるのにタンドリーチキンは初めてだった

 

 

昔、歯科助手のバイトをしていた時

急患の女性がやってきた。症状を聞くと

「タンドリーチキンを齧ったら、前歯が欠けた」と見事に前歯が半分消えていた。

 

それからタンドリーチキンは

歯を損壊させる凶器的な食べ物のイメージがついて食わず嫌いの状態であった。

 

ここのタンドリーチキンは骨なしで

歯を失う心配もなく美味しく食べられる。

サービスしてくれなかったら食べる機会もなく美味しさを知らずに過ごしていたので

 

ある意味インド人の恩返しなのかもしれない。

 

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無意味とわかっている

 

父が亡くなって今日が49日だった

 

特別なことや法要はせず

いつものように起きてお線香をあげただけ

 

ちょうど去年の今頃は伯父が買ってきたカニ

美味しそうに父は食べていたな。と毎日去年の今日を振り返る

 

 

2ヶ月前は病院へ父に会いにいっていたな

なんて振り返っても父が戻ってくるわけでもないし無意味なことをしている自覚はある

 

 

未だに亡くなった実感が半分

実は入院していて会えるのではとの気持ちが半分

 

 

20代で父を看取るとは思わなかった

担当してくれた葬儀屋さんは小5の時にお父さんを亡くされたと言っていたな

 

私よりもっと若くして親御さんを亡くしている人は世の中にはたくさんいるし、もっと大変な人生を過ごしてきた人もいる。

私はまだ良いほうなのかもしれない。

 

 

どうしてか亡くなって直ぐより

少し時間が経ってきたほうが悲しく感じる。

 

身内や友達に訃報を報告をした時

私のまわりは優しさにあふれた人ばかりなんだなと実感した。救われた言葉をかけてくれた。1人除いてね。

 

 

頭の中を毎日色んな言葉が殺到して駆け回っているから

とりあえず整理のために書いておきます

 

 

お父さんへ

1つも親孝行していなくてごめんね。

こんな時お父さんならなんて言葉をかけて

どんな行動をしているかなと考えると、お父さんに助けてもらっていたんだなと思わされることばかり。

私がマカロンを作って販売しているの、私よりもお父さんのほうがなんだか楽しそうにしていたね。亡くなる少し前もどれくらい売れたのか連絡してきたね。笑

お父さんが気に入っていたマカロン、可能な限り世に出して、1人でも多くの人に知ってもらえるよう動いてみることにしたよ。

 

地毛が茶色いところ、父親譲りの目と口、小さい爪、味覚が少し効くところ、

亡くなってからお父さんの体質をいくつも受け継いでいると知って誇りに思っているよ。

これからは誰かに話す時は自慢させてね。

 

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